第2章 つまさき立ちの恋【跡部景吾】
おまけ
~ * 跡部景吾 目線 * ~
シャワールームから出たら、彼奴はもう居なかった。
どうやら、本当にヤる為だけだったらしい。全く、やっと声を聞けたと思ったらとんだ尻軽。最近、俺に女が出来たという噂話が流れているらしいな。
全く、いい迷惑だ…。
ふと、ソファーに戻り見下ろした瞬間…俺は目を疑った。
真っ白なソファーには赤い染みが出来ていた。血…だと、すぐに分かった。
跡部「アイツ……まさか…?」
だったら、あの顔は痛がっていたっていうのか?
次の日から、いつも感じていた視線を感じなくなった。
なあ、お前は俺の事を…。