第2章 昔話
昔々、ある所に1人の魔女がいました
魔女は恋をしました
ですが恋をした相手は人間でした
魔女は自分が魔女であることをふせてその人間と仲良くなりました
そして恋をした人間と結ばれましたが魔女であることがバレてしまい裏切られてしまいました
魔女は人間を恨みました
そして魔女はその恨みや憎しみから人を信用することができなくなりました
魔女は思いました
この世から人間を消してしまいたいと……
ですが魔女もそんなに悪なわけではないので罪人を消そうと考えました
魔女は早速罪人を消すためにある本を作りました
それは
エメラルドが埋め込まれた本
アメジストが埋め込まれた本
ラピスラズリが埋め込まれた本
ガーネットが埋め込まれた本
ルビーが埋め込まれた本
シトリンが埋め込まれた本
サファイアが埋め込まれた本
これらはこの頃から大罪と言われていた罪
傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、知性、強欲、色欲
この7つの罪を償わせるための本
魔女はこの罪を犯した人を本に閉じ込めて罪を測りそれぞれの罪の重さに対してそれ相応の罰を与えると言われています
魔女はそれぞれの本に1人ずつ番人をつけました
番人はそれだけの大罪を犯した人が与えられる罰で番人は不老不死なってしまう
唯一番人を終わることができるのは
魂が吸えない
自分を受け入れてくれる
自分の罪をちゃんとわかってくれている
自分を愛してくれる
そう言う子を見つけること
そして……
自分から愛すること
そうすることで番人を辞めることができる
だけど魂が吸えない子は1000年に1人という確率で産まれてくるかどうか···
しかも二十歳になると魂が吸えなかったのが吸えるようになってしまう
もしかしたらそれのお陰で今私達は平和に生きていられるのかもしれない