第11章 認めた想い
迅「蓮…オレがバカだったよ。そうだよな…お前が何の仕返しもしないわけねーもんな……」(汗
ポンッとあたしの肩に手を置いて引き攣った笑いを浮かべた顔を向けてくる迅。
(何なんだいったい?)
その時迅が内心恐怖で震えていた事など、あたしは知らない。
天「そ、それよりさ!お兄ちゃんこれからどうするの?お兄ちゃんも蓮姉ちゃんと一緒にトランクス君の家に住むの?」
まだ青い顔の悟天が迅に尋ねてきた。
確かにそれは決めないといけない。
迅「まぁ、蓮がいるならそりゃ安心だけど、大丈夫なのか?蓮も世話になっててそのうえオレまで…」
ト「そんなの気にしなくていーよ!オレん家広いから部屋もいくらだってあるし、賑やかになったらママも喜ぶからさ!!」
蓮「迅、ここは世話になっとけ」
迅「じゃあお言葉に甘えて…世話になるよ、トランクス」
ト「やったー!オレも兄ちゃんが出来たー!!」
迅が来る事に飛び跳ねて喜ぶトランクス。
一人っ子だから兄弟が欲しかったんだろう。
あたしは女だから男の迅が来る事がよっぽど嬉しいみたいだ。