第2章 夏目くん。
蒼汰
「男は普通に村の仕事に。
女は結婚してるよな。」
「あっ..そうだね(・_・)」
確かに1年前も2年前もその前も...
卒業と同時にお嫁さんになっているような気がする。
蒼汰
「しかも、
先に嫁さんが死んだ40過ぎたオヤジとか、
村長クラスのジジイ相手だったりしただろ?」
「(゜ロ゜;た、確かに...」
蒼汰
「村に昔から伝わる言い伝えで、
19までに結婚しない女が村にいると
災いが村を襲うってやつがある。
それを恐れて、村長権限で半ば強制的に結婚させんだよ。」
私はこの言い伝えは聞いた事がなくて、
まったく寝耳に水といった感じ。
「えと...それじゃ私は...
どうすれば( ̄▽ ̄;)?」
自分で考えるのが苦手な私は、
すぐに蒼汰くんに投げた。