第2章 夏目くん。
沖田蒼汰
「そーいや、お前、卒業したらどーすんの?」
私の名前は。
高校2年生の17才です。
今どき日本でも珍しい“ど”田舎に住んでいます。
「うーん( ̄∇ ̄;)」
高校生と言っても、
独立した高校に通っているわけではなく、
小中高合同の村が運営する小さい学校に通っているだけ。
村人の子供なら必ず進学できるという緩すぎる高校だから、
都会の高校とは少し雰囲気が違うかも...
沖田蒼汰
「なんだ、まだ考えてないのかよ(゜ロ゜)」
「...あははっ(^_^;)
蒼汰くんは決まってる??」
沖田蒼汰
「俺は実家の神社継ぐって決めてる。
んで、早く神社再建させるんだ。
親父死んでから手入れ出来てないからさ。」
沖田蒼汰(おきたそうた)くんは、
わたしの幼なじみ...
って言っても村の同い年の子は
全員が幼なじみと言っても大袈裟ではないけど..
蒼汰くんは特別と言うか、
兄妹のように慕っているから特に仲が良い。
「うんうん...(о´∀`о)
蒼汰くんならきっと神社の再建出来るよ。」
蒼汰
「まあな。
てか俺は大丈夫だとして、
つーか、問題はお前な。
自分の将来のこと少しは真面目に考えろよ。
このまま18になるまで身の置き方を決めてないと、
ジジイどもに献上されるぞ(-_-)」
「え?」