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好きになってもいいですか。~声優さんと恋をしよう~

第7章 デート


「ふ~ん…怪しいね~…」

森久保さんは目を細くし、じりじりと近寄ってくる

『あの…本当に付き合ってないんで、』

「ここ、キスマークついてるよ?」

『え、どこ!?』

私は声をあげて首を押さえる

すると


「ぷっ、あははははは!」


森久保さんが大声で笑いだし、キョトンとする

「ごめんごめん、からかっただけだよ!」

『ちょっと、やめてくださいよ~!』

ほんとに首にキスマークがついてるのかと思って焦ってしまった


「ちょっと森久保くん、あんまり梢ちゃんを困らせないでよ?」

「いやーすいません森川さん
反応がいちいち可愛いもんで」

森川さんが間に入ってフォローしてくれた


(たしかに、私と梶さんって付き合ってるのかな…?)


すると


「梢ちゃんは僕と付き合ってるんだよねぇ~♪」


小野さんがまた転がってきて私に話しかけてきた


『いや、小野さんの彼女になった覚えはないのですが…』

「いーや!僕が今決めたの!今!これでもう君は僕の彼女だあ!」


そう言って小野さんは両手を広げ、私に飛び付こうとした

私はサッと奥へ移動し、森川さんの後ろに隠れる

そして私の隣に居た森久保さんに小野さんは思いっきり抱きついた

「うっ!!」

結構な勢いで抱きつかれた森久保さんは倒れそうな体をなんとか修正し、されるがままになる

「うふふ♪梢ちゃ~ん」

「あのさ、小野くん、俺だから」

「もっと小さいイメージだったけど意外と筋肉あるんだねぇ~」

「だから、俺、」

「よーし!せっかくだからチューしちゃおー!!」

「目を覚ませバカ大輔ーーー!!!」


森久保さんは小野さんの原に思いっきりパンチを喰らわせた

「うおっっ!!」

小野さんは衝撃でぶっ飛び、床に落ちた瞬間、全く動かなくなってしまった
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