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好きになってもいいですか。~声優さんと恋をしよう~

第4章 初めての


「あ、言っとくけどベッド一緒だから」

ガチャン


『……え』


(まじか!!)


『いや、そりゃ梶さん一人暮らしだしベッド1つしかないのはあたりまえだけど…
でも一緒に寝るって…ね、寝る…』

(ま、まずは髪乾かすか!)

私はテレビの横にある棚からドライヤーを取りだし、髪の水気を飛ばしていく

10分後

髪も綺麗に乾き、私は梶さんの眠る寝室に向かう

多分もう寝ているだろうから
起こさないようにそっとドアを開けた


「スー…スー…」

(あ、ちゃんと寝てる…)

私は梶さんが熟睡しているのを確認し、
ゆっくりとベッドの中へ入っていく

(入ったはいいけど……


寝れない!!!)



チラッと隣を見れば梶さんの顔がすぐそこにある

そのくらい近いのだ

(今日は梶さんにいろいろ迷惑かけちゃったな…でも、私にとって梶さんはいのちの恩人だよ…)


『ありがとうございます、梶さん』



そう呟いて私は目をつぶった

思えば、梶さんに出会ってからたくさんの始めてを体験した

まだ1日目だけど笑

まずは梶さんに会えたこと

下野さんに会えたこと

梶さんに触れたいと思ったこと

触れられたいと思ったこと

そして…

胸がきゅうってなったこと…


だけどこの気持ちはちがうと信じたい


そんなことを思いながら、私は眠るために

羊……ではなく

梶さんを数えて眠りについたのだった
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