好きになってもいいですか。~声優さんと恋をしよう~
第4章 初めての
私が梶さんの家に泊まらせてもらうが決まり、
下野さんは
「あとは二人でごゆっくり~」
と言って、自分の家へ帰っていった
(なんか、二人きりになったとたん変な緊張が…)
「ねえ、梢ちゃん」
『あ、はい!』
「もうすぐお風呂沸くから、先に入っちゃいな」
『わかりました』
「あ、でも着替えどうすっかな~…」
私は、制服のままでいい、と言おうとしたが、
公園で横になったりしたから、全体的に土で汚れてしまっていて何も言えなかった
梶さんはそんな私の格好を見て
「ちょっと待ってて」
と言い、部屋を出ていった
数分後、
「これなら梢ちゃんも着られるかな」
梶さんの手には、普段梶さんが着ているのであろう大きめのシャツがあった
(こ、これは………!
か、かかか、か、彼シャツとゆーものか!?)
「はい」
私が感極まってるのも知らず、梶さんはシャツを私に手渡す
「タオルはお風呂場にあるし、シャンプーとかも好きなの使っていいから」
『あ、ありがとうございます…照』
「ん?また顔赤いよ?」
『い、いえ!何でもないです!行ってきます!!』
私は勢いよく部屋を飛び出した
ガチャン
「何あの反応…可愛すぎ…」
梶さんも顔を赤くしていたのを知らずに