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Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N

第117章 男同士の約束


 カズside

 翔ちゃん、きっと(私の頭をポンポンってしてっ!)

 って思ってるよね? ハイ思っちゃってます(^_^)

 智「たく、おめぇは……」

 大野さんの呆れたってセリフ、潤くん、敦さんの痛い視線

 カズ「いざという時はホントしませんよ。けど、こうやってチョっとからかって、翔ちゃんの反応見るのが趣味っていうか……」

 健「ぼくもしょーちゃん、アンちゃん、リカちゃんすき!」

 カズ「その後の、健ちゃんや、園の子供達の『自分達の方が、翔ちゃんを好きだもん』っていう可愛いヤキモチが好きでつい……」


 今だって、翔ちゃんさ、杏さん、梨佳さんに囲まれてすげぇ幸せそうで


 けど

 翔『帰ろっかな』

 って呟いた、翔ちゃんに健ちゃんが凄く悲しそうな顔をして

 カズ「健ちゃん、明日も園で逢える! そうだ俺と約束しよ!」

 そう言って、俺は健ちゃんを手招きしたんだ

 健ちゃんの奥底にある恐怖

 大好きな人が自分の元から去っていくんじゃないか…… って言う

 カズ「健ちゃん心配すんな。翔ちゃんや、俺、皆傍から離れたりしねぇから! 

『男同士の約束!』もうすぐ冬休みに入るだろ? 園に来る前にさ、必ずママのお手伝いを一つでもしてから園に来る事! 園に来ている間、ママがオウチに一人になっちゃうだろ? パパお仕事で。だから時には、健ちゃんがママと一緒にお家で過ごしてあげるんだ。約束出来るか?」

 ずっと俺の顔を見ながら、その大きな瞳に涙を浮かべて聞いている健ちゃん

 健「『おとこのやくそく!』アンちゃん‥ママのおてつだいがんばる! パパのおてつだいも。ママとオウチであそぶ!」


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