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暗闇の中の光【テニスの王子様】

第1章 もう1人の私


「行ってきます」

そう私は言うと青春学園に向かった。
青春学園略して青学。
イケメンは多いテニスが有名だとか言うけどきっと私には無縁だ。
借金の事を知った男は直ぐにどこか行く
夜の顔を知ってる人は体を直ぐに求めてくる。
昼間の顔を知らない人は夜と性格が違う
そんなの当たり前なのに……。
私は、はーって溜息を付いた。

「そこの君可愛いねいくらなの?」

まただ。多分スカートが短くておっぱいがでかいからヤリマンだと思われてる。
昼間の私は純粋なの夜の私じゃなければ体なんて許さない
所謂二重人格見たいなのもなの。

「えと…?私そんなのやってないです!!」

そう言って男の手を払うと、無理矢理掴まれて

「体的にヤリマンでしょ?」

とか言ってきた。
いい加減にしてください!って言おうとした時

パコーンっっ。

テニスボールが飛んできた。

「これ避けれないとかまだまだだね」

そう言って私の目の前に王子様が現れた気がした。
きっとこれが私の惚れやすい体質のひとつ。
助けてもらうと好きになってしまう。

「チッ彼氏付きかよ」

そう言って立ち去る男。

「た、助けてくれてありがとうございます!!」

私は助けてもらった人に直ぐに御礼を言いに言った。
身近で見てもイケメンだなって思いながら見ていたら

「別に助けてないよ」

そう言ってササッと歩いてく少年。
同じ制服、きっと青春学園の人だ…それならついていこ
そう思って後ろをついて行った。
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