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[イケメン戦国]恋唄*いろはで紡ぐ恋と蜜*
第2章 揺蕩う紅葉の行方[秀吉]
バタバタバタバタ…
高く登った陽に照らされ、池の水面(みなも)はきらきらと煌めく。
風に揺られた紅葉はその水面に舞い落ち、一艘の船となる。
映る紅色は鮮やかに艶やかに。
そんな秋の昼下がり、安土城にて。
「檸檬〜!また勝手に一人で城下へ出ただろ!」
秀吉さんが叫ぶ。
「ごめんなさい〜!針子の仕事で仕方なかったんです!」
「そうだとしても一言くらい声をかけていけ!」
がしっ
「やっと捕まえた……」
あ、捕まっちゃった……
(どうしよう……)
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