第2章 松ノワール長男との話
おそ松「なまえ!大丈夫だったか!?」
なまえ「な、なんで来たの!?」
おそ松は私を縛っていた縄を解きながら
おそ松「だってこれ以上俺の大事な人を失いたくないんだよ……」
と、ぼそっとつぶやいた。
なまえ「………」
おそ松「俺は家族を亡くした。兄弟も亡くした。
だからもう大事なものは作らないって決めてた。
でも、大事なものはそばに置いとかないといつ消えるのかわかんない、そうおもった」
なまえ「………」
おそ松「わかんないのか!?なまえのことだよ!あとちょっとおそかったら、なまえも消えてたかもしれないのに……」
なまえ「それって、もしかして……」
私のことを、そう考えていてくれたってこと?
おそ松「もう、離したくないから、一緒に来ないか?」
なまえ「わかった……いいよ」
私がそう言ったらおそ松が抱きしめてくれた。とても力強くて、離さないって気持ちが改めて伝わってきた。