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春のうさぎ 【アイナナ/一織】

第1章 春のうさぎ


天気の良い昼休み


昼食を環と食べて自分の席に戻ってきた一織にタイミングを見計らって声をかける


『ねぇ、一織』
「なんですか?さくらさん」
『数学教えてください!』


バッと頭を下げて頼んだ


そう、私は……


大の数学嫌いなのだ


「またですか?」
『だって、明日小期末テストじゃん!』
「計画的にやればなんの問題もない分野ですよ」


軽く溜息をつかれる


『そこをなんとか……』
「別にいいですよ」
『え』


てっきり自分で勉強しろと言われているのかと思っていた


「最初からダメなんて言ってませんけど」
『頼んでおいてだけど、仕事の方は大丈夫?』
「大丈夫じゃなかったら最初から断ってますよ」
『やった ありがと!』
「範囲は微積……でしたよね」


パラパラと教科書をめくり範囲を一緒に確認する


『うん。章末問題は範囲外だったよね』
「そうです。どの辺が分からないんですか?」
『えっと……』


ジリリリと昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴る


『とりあえず、後でね』
「終礼が終わったら迎えに行くので、そのまま待っててください」
『はいよ〜』


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