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後悔の時渡り【ドラクエ10】

第4章 後悔


私達は魔神器に連れられ、リウ老師と一緒に302部屋に閉じこめられてしまっていた。

私はぼーっとするだけだった。

リウ老師も悪くないし、ビャンなんかむしろ濡れ衣を着せられてしまった可哀想な子。

いちばん悪いのは…

クオードをあの時救えなくて、この時代に来させてしまった私なのだから。

「すまないことをした。…私たちの事情に巻き込んでしまったし…その、グルヤンラシュの事も…。」

「グルヤンラシュの事はいいです。…あの映像でハッキリしました。…彼がジャ・クバさんを殺したって…。悪人に興味はないです。」

嘘だ。
今だってクオードを愛している。
とにかく会いたくて仕方がない。

せめて、クオードがエテーネルキューブを使ってここを逃げてしまえば…彼は救われるんだ。

私はここから現代に戻れる。
…だから。

「生体反応一体、接近中。」

「クオード!?」

私はドアに向かって猪のように突進して行った。
ドアは開き、向こうから来たのは…
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