第3章 衝撃
しばらく沈黙が訪れた。
私はクオードを見ることが出来なかった。
だから彼が今どんな表情をしているのか。
そんなことすら分からなかった。
そんな中沈黙を破ったのは彼だった。
01号を雑に掴んで投げ飛ばした。
「デタラメを映す下劣なガラクタめ。こんなもの何の証拠にもならん!」
そうは言ったって…。
クオードをチラと見れば、私のことですら睨んでいた。
ああそうだ。
リウ老師を連れてきたのは私。
私が…私が悪いんだ。
彼の夢をぶち壊した。
「ごめ…ごめんなさい…クオード……。」
まもなく、クオードが警報ボタンを押したからかブザーが鳴り響き、魔神機達が私たちを囲んだ。
為す術なく、捕まってしまった。
もう何もかも…終わりなのかな。