第1章 君しかいないから
姫『 こーやって出掛けるの久しぶりだね 』
真『 せやな、全然休み合わんかったし、ごめんな 』
姫『 ほんとだよもー。この間のリリイベとか何?あんなに笑顔振りまいちゃってチヤホヤされてヘラヘラしてさー。』
真『 俺の笑顔は姫華のもんって言いたいんやろ?(笑)』
姫 『 当たり前でしょ!私の真くんだもん!』
真『 姫華のその嫉妬深さほんま好きやわ(笑)』
姫『 だって真くんは私のだもん。私以外に本性見せちゃダメなんだから 』
真『 ご馳走様ですー。』
姫『 どーいたしましてー 』
私が助手席から窓越しに外を眺めていると、とある光景が目に入った
姫『 え…、実彩子じゃん!その辺停めて!なんか揉めてる!』
真『 おっけ 』
車を停めて足早に実彩子の元へ向かった
実『 だーから、ツレがいるんですってば。』
?『 いいじゃん、そんなのほっといて遊ぼうよ 』
実『 いい加減にしないと呼び戻しますよ?』
?『 しょーもねぇ男だろ?(笑)』
真『 はいストップー 』
真司郎は手を伸ばし実彩子の前に立つ
?『 なんだお前?』
真『 なんだ?じゃないわ、アホか 』
姫『 実彩子に触れないで 』
?『 おお!可愛いじゃん!キミ!お肌もスベスベだねぇ 』
男は私に触れると頬を摩った
姫『 っっ!』
真『 …おい、俺の女に手出すなや 』
?『 へぇ、あんたの女?俺に寄越せよ 』
真『 だーれが渡すかボケ 』
?『 あ?』
男『 お巡りさん!こっちこっち!』
遠くの方で聞き覚えのある声が叫んでいた
?『 ちっ 』
男は舌打ちしてその場を走り去った
姫『 え、何やってんのあんた 』
真『 秀太!?』
秀『 待って待って、なんでそんな驚くの(笑)みんないるから(笑)』
実『 今日はね、みんなで遊びに行くの。真司郎達も誘おうと思ったんだけど、記念日だからやめとけってにっしーに怒られた… 』
姫『 お気遣い有難う(笑)』
実『 姫ちゃんと遊びたかったのにーっ…』
姫『 んん…ごめんね?』
西『 うわ、與じゃん!俺に会いに来てくれたの!?うれしー!んちゅちゅーっ 』
真『 おいやめーや、気持ち悪い 』
西『 まぁーたそんなこと言ってー 』
西島の変な接し方と共にメンバーが集まった
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