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何度だってあなたとなら【ONE PIECE】

第1章 目覚め


「ねぇ、いつまでそこにいるつもり?」

靄のかかった世界で、ウェーブのかかった黒髪の女の子がわたしに問う。


ザッザッ…


深く雪が積もっていて、彼女が歩くたびにその音が聞こえる。

ザッザッという音が近くなり、その音が聞こえなくなると、ふわりと甘い香りが鼻腔をくすぐった。

「もう、ちゃんとしなよ。」

彼女が口を開く。
その声はさっきよりも近く感じて、彼女のウェーブのかかった黒髪の先がピンク色なことに気づく。

「ねぇ、目を覚ましなよ!」

彼女の声が大きくなったーー。

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