第7章 セスー囁けば二重人格ー
アリスの中に起きた気持ちの変化をセスも感じとってニヤリと笑う。でもそれは伝えずできるだけゆっくり焦らすように左耳へ近づく。
「っ、は、っ…」
待てない!というようにアリスが自ら首を傾けてセスへ左耳を差し出した。
「…あら、…こっちの耳、くれるの…?」
差し出された左耳へセスが舌を差し入れる。アリスの身体がビクンッと反応した。
「…だめよ、イカないで。…」
「っ、あ、ああっ、ー」
「なんで勝手にイコうとしてるの…?我慢して…?」
「っ、ぃやっ、…む、り、っ、ぁ、ぁ、」
「…だめ。だめよ、…だぁめっ、」
「っ、せす、さっ、…」
セスの声が身体を侵していく。アリスは絶頂の直前で耐える。
「…ひざ、ガクガクね…?…気持ち、いいの…?」
「……っ、ぁ、あ、っ」
「ちゃんと、こたえなさい、…気持ちいいの?」
「っ、は、い…っ、」
アリスがコクコクと頷く。
「ちがうわ。…ちゃんと、答えなさいっていったの。わかるでしょ?」
セスが耳たぶを少し強めに噛む。
「っ、ぁぁ、あ、ーー」
「イカない、我慢。…答えなさい」
「っ、き、もち、ぃぃ、です、」
「…どこが気持ちいいの?」
「…みみ、がっ…ぁっ」
セスがまたアリスの耳を噛む。
「ぁっ、ごめん、なさいっ、…みみ、が、っ、きもち、いぃです、っぁ、ん、っ」
「そう。よくわかったわね。」
噛んでいた耳を優しく吸い上げる。
「っ、は、ぁーー」
「どうして耳が気持ちいいの?」
「っ、ぁ、ぞくぞくって、するのっ、からだ、がっ、ぁ」
「だれにゾクゾクさせられてるの?」
「ーーっ、ぁ、ぁ、っ」
「答えなさい」
アリスの身体がビクンッと震える
「…っ、せすさん、に、ゾクゾクさせられて、っ、耳が、きもち、ぃぃ、のっ、だめ、なのっ、も、だめっ、ぁ、ぁっ、」
アリスの腰がビクンッと震え身体が痙攣する。セスにギュッと抱きつく力が強くなる。
「…とってもいい子。可愛いわ…」
限界まで我慢したアリスのお腹にはセスの言葉が熱を持ったまま溜まっているようであと一押しで達するところまできていた。
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