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最愛 【黒子のバスケ】

第8章 それぞれの場所


「なーにそんな嬉しそうに顔真っ赤にしてんの?大ちゃんに何言われたの?」

「え?普通だよ。応援しただけ」

「色白のみさきが普通でそんなに顔赤かったら熱があるから病院連れてくよ」

「ヤダ!教えないの!応援しただけだもん」

「「ふーん」」ってまだニタニタと笑ってる二人。
絶対言わない。こんなことで喜んでるのなんてあたしくらいだもん。

それに今なら佐伯さんの事も重くならずに話せるかもって思って二人に切り出すことにした。

「全然話違うんだけどちょっと聞いてほしいんだけどいい?」

「「うん」」こっちで話そってソファに移動してくれた。

「あのさ、フレグランスのプロジェクトに佐伯さんっているの分かる?」

「花岡の佐伯でしょ」って美緒が嫌そうに言う。

「そうそう。あたし北海道に行く前にそっちの会社で打ち合わせした日にさつきと美緒が外してる時にその人に話しかけられて…」
事の一部始終と怖くなって咄嗟に会議室から逃げ出してしまったことを話した。二人からは警戒しすぎって言われると思ってたのに驚くような返事が返ってきた。

「あたしは最初から佐伯ってのがみさきを見てる視線が気になってた」

「あたしも、みさきのボールペンを渡された時の笑顔が胡散臭い感じで嫌な感じはしてたの。それでね…」

あたしが大我に話したことも知ってて大我から連絡を受けた真太郎が赤司さんに連絡をして真太郎からさつきにも連絡があったことを教えてくれた。

「GPSをスマホにダウンロードさせてほしいの」ってさつきに言われて驚いた。

「え?」

「佐伯ともし二人っきりになって何かあったらすぐに連絡してほしいんだけど、移動されたりして場所が分からなかったらあたしたちも何もできない。あたしたちはみさきに怖い思いも辛い思いもしてほしくないの」

美緒とさつきの真剣な目があたしを大切に思ってるって伝えてくれる。

「うん。お願いします」


さつきにスマホを2台とも渡してダウンロードしてもらって電源が入っていさえすればいつでもGPSを感知できるって教えてくれた。


GPS情報を赤司さんの警備会社がいつでも確認する権限を持つと言う契約書にもサインをした。
GPS情報の管理に問題があって私が不利な状況になればいつでも相談できると弁護士の名刺ももらった。


弁護士
“赤司 亜理紗”

これって…
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