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最愛 【黒子のバスケ】

第8章 それぞれの場所


みさきが分かりやすく嬉しそうに寝室から出てきたからさっそく質問開始。

「大ちゃんなんだって?」

「ダーリンに頑張れって言った?」って美緒が言ったら顔真っ赤にして「ダーリンじゃない」とか言ってる。

もうダーリンでいいじゃん。


「で、大ちゃん何の用だったの?」

「うーん…?なんだったのかな?昨日お風呂で寝落ちしてた時に丁度電話くれて今日はちゃんとベッドで寝ろって言われたから、多分それ!試合あるのに気にかけてくれてホント優しいよね…」

この子…アホなの??

「試合の事なんか言ってなかったの?」

「ちょっと話したよ。口が滑ってこっちでテレビで見てるって言っちゃって…でも応援してるから頑張ってねってちゃんと言った!」

「そしたらなんか言ってた?」

「うん。頑張るって言ってた!」

何この顔……
すっごい可愛い顔して笑ってる。

仕事以外なら天使

「早く始まらないかな~」とか言ってチラチラ時計見てる。

うちらばっかり可愛いとこ見ててごめんね。
今度涼太にみさきの写真送って青峰さんにあげるからね。

みさきのところに泊まることにしてソファで開始時間を待つ。

あたしが、大ちゃん負けたりしてって言ったら何を勘違いしたのか「あたしが話したせいで負けるなんて困る!負けちゃったらシーズン終わるまで絶対電話しない」とか言ってる。

それ、逆効果だよ…みさきとの連絡が途絶えたら多分大ちゃんはバスケどころじゃなくなって大乱調起こしそう。

美緒も呆れかえってみさきの思考を心配してる。

この間美緒も言ってたけどやっぱりみさきの鈍さは国宝級。


CMからLIVEに切り替わるとみさきが前のめりでテレビを見てる。
みさきはいつもテレビつけててもBGM代わりにしてるだけで大して見てないのに。

目がハートになっちゃってる。
ぽかんって口開けて顔赤くしてウルウルの瞳で大ちゃんを見てる。

大ちゃんがシュートを決めると嬉しそうに笑ってて、なんか赤いのが見えた。


鼻血出してるーーーーーー‼

「ちょっと!!!みさき!鼻血出てる」って言ったら焦ってティッシュを鼻に押し当ててる。

横になってもまだ大ちゃんを見てる。


でも…バスケやっててよかったね。大ちゃん‼
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