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最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


手を出さねぇって言った手前、このまま抱きしめてんのは都合が悪りぃ。


俺の理性はマジで薄っぺらい。
そもそも今までは一緒にいるってことは抱くってことで、理性なんて別に必要なかった。




けど黒須とはそんなんじゃねぇ

さすがの俺も同意なく抱くなんてことはしねぇし、黒須は抱かれに来てんじゃねぇことぐらいは俺でもわかる。


とにかく今は何の頼りにもならねぇ俺の理性だけが頼りだ。

絶対ぇ馬鹿な真似はできねぇ。





眠そうな黒須を寝室まで連れて行って、寝る準備を整えると嬉しそうにベッドにもぐりこんでニコニコ笑ってる。


すげー可愛い
なんでこんな可愛いんだ?


絶対ぇ言わねぇだろうけど、こんな可愛い顔して「一緒に寝よ」とか言われたら瞬殺だわ…
すぐ寝る。
ほかの何を差し置いても寝る。


でも言ってくんねぇし、大人しく寝かせてやるしかねぇ。
まだ一緒に過ごせる時間は始まったばっかだ。


「ゆっくり寝ろ」

「うん…」


小さく聞こえた返事はすでに眠そうで、扉を閉めておいた方がゆっくり休めるんじゃねぇかと思って静かに扉を閉めた。



ほんとは一緒に寝てぇとこだけど今は我慢だ。

一緒に過ごせたらそれだけでいい。

それに、怖がらせてもう帰るとか言われたら元も子もねぇ。




黒須は男が苦手なのは間違いねぇ。
根拠はねぇけど、黒須の男に対する距離感は訳がある気がする。


だから今俺が迂闊なことをして黒須に嫌われんのは避けてぇし、警戒させて一緒にいたくねぇと思われんのも都合が悪りぃ。
俺が原因で男の苦手意識に拍車をかけたくねぇ。



黒須が許してくれてるハグ以上の事は冗談でもやったらマズい。


俺の外れねぇ直感がそう言ってんだから、ハグ以上の事は絶対にやんねぇって自分に誓った
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