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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第29章 慈愛の時間(R18)




殺していないようで安心した。


「お前に泣いて欲しくないしな」
政宗が瑠璃の頭を撫でながら、笑ってみせる。

(怒ってた時は、自分が殺しそうな顔してたくせに)

政宗は瑠璃の満足そうで柔らかな笑顔を見ながら、現地で見せた憎悪の姿を思い出して、複雑な顔をした。


「信長様と言い、お前といい、どうしてそんなにも気が回るんだ…」
「何のことですか?」
「なーんでもない」
苦笑しつつ天を仰ぐ政宗。


誰だって皆、大切な人の涙は見たくない。
傷つき痛んでいるのも見たくない。





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