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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第26章 弓馬競技会




それから、日数は雲のように流れて行った。

快晴のある日、催しが遂に開かれた。

広い馬場に特設の的が用意された。
出場者がざわついた。
「外かよー」
「集中できねぇよ」
「的 遠いよな…」
的は弓道場よりも5尺ほど(1.5m程)遠い位置に配置されている。
信長の命令だった。

「外に狩りに出て、通常の距離な訳が無かろう。
遠くに用意しろ」
正論。

狩りに行けば、野外で風も吹き、日差しも遮られてはいない。
そんな中で、獲物も遠くから狙わなければならないのだ。

「それでは、競技を始める!」
並んだ武将の中、秀吉の声と共に競技会が始まった。

弓の腕に覚えがある者達が進み出て、
1本ずつ、10度矢を放つ。


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