第2章 不気味な夜
「だ、誰かいるの?」
…シーン
「さすがに、だれもいないよね…あははっ…」
さっきとリビングの雰囲気が変わった気がする。ほんとに、大丈夫かなぁ?
「きゃっっっ!!!!な、なんで!?さっきラップをかけたオムライスが食べられてる!!」
食卓には食べかけのオムライスが残っていた。
「ほ、ほんとに、だれもいないの…?」
ピーンポーン…
え?こんな時間に…だれ…
「は、はーい」
そっと玄関に向かった私はバスタオルのままだということを忘れてそのままでてしまった。
「あのぉー、隣に住んでる山本ですが…あ///あの…お洋服…///」
あー、よかった。ちゃんと人間だ!
「こんばんは。どうされました?」
「え、いや、南さんのお宅、なにか変わったことありませんでしたか?」
「え!?えっと…さ、さっきラップをかけたオムライスが食べられてたって言ったら信じます?」
「やっぱり…南さん、ここの部屋、昔、男の人が住んでたんですけど…」
「あ!えっとー!大丈夫です!ありがとうございます!(無理だ!これ以上聞いたらここに住めなくなる…)」ガチャッ
絶対なんかあるんだこの家…最悪…