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白い猫の物語

第1章 出会い




さて、今日はご主人が帰ってくるまで何をしていましょうか。


天気がいいので散歩もいいですね。


ですが、昨日雨だったのでご主人が褒めてくれた毛並みが汚れてしまいそうです。


ご主人は忙しい人なので手を煩わせたくないですね。


決まりました。


今日はお昼寝をしましょう。


そうと決まれば、ゼロは太陽のぽかぽかとした光が差し込む場所までお気に入りの毛布を引っ張ってきて、その上に饅頭のように丸くなり、金色の瞳をゆっくり閉じた。
忙しいご主人とあまり遊べない分、夢の中ではご主人と遊べるように。





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