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あの日、あの時、路地裏で。

第6章 おまけ



団長室にて。


提出期限をぶっち切っている書類と格闘するハンジ。

そしてそれが出来上がるまで直接監視、もとい監督することになったエルヴィン。


淹れたばかりの紅茶のよい香りと、相反するようなぴりりとした空気の中、エルヴィンはふと思い出していた。





「ハンジ、モブリットはどうしたんだ」


「へ?何かあった?」



聞いているのはこちらなんだが…と思いつつも、エルヴィンは先日あった珍しい事柄についてざっくりと伝える。



「提出された書類に間違いがあった…
 って、あのモブリットが!?」


「あぁ、あのモブリットが、だ」
「間違い自体は軽微なもので、特段問題になったという訳ではないが」

そう、問題にはなっていない。書類の間違いに関しては。

ただ、モブリットが間違えた、という事そのものが問題であり、それをうっかり等で片づけるには些かひっかかりを感じていたのだ。



「今まで一度も無かったからな…
 少々気になっている」


「うーん……」


「何か心当たりはないか?」


「あると言えば、ある…」


「聞かせてくれ」


「あの路地裏…!
 あそこに行ってからずっと、
 私避けられてるんだ!」




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