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モデルのボーダー隊員(前のストーリーとは少々異なります)

第18章 同輩達と支部


軽く会話をした後、目的地へ移動を始める。
透君はチョコ菓子が好きらしい。一番好きなのはたけのこの里だとか。苦いの好きそうなのに意外と甘党なんだ。

「着いたぞ〜」
「相変わらず煩いな」
「嫌なら帰るか?秀次」
「誰も嫌なんて言ってない」

秀ちゃんのツンデレ可愛い。思わずクスッと笑ってしまう。

「笑うな」
「ごめんね秀ちゃん。でも折角なんだし、仏頂面してないで一緒に楽しもうよ」
「...あぁ」

後ろの方で「あの三輪が...!」「明希すげぇ」「今秀ちゃんって言ったか?」など色々聞こえるが無視しておこう。

「秀ちゃん、あれやろ!あれなら秀ちゃんも出来るよ!」

僕が指さしたのはシューティングゲーム。万能手の秀ちゃんにはうってつけだ。

「お金は陽介君が出すって」
「よしやるか」
「ちょっと待て!?何で俺!?」
「ケチケチすんな槍バカ〜」
「そうだぞ陽介。三輪のためだ」
「わかったよチクショウ!」

心の中でごめんねと謝ってゲームを始める。最終スコアを競い、1位の人が次のゲームを選び、ビリの人が次のゲームのお金を払うという優しいものに決まった。
3-2で分かれて最初に三輪隊3人が競い、その後で僕と公平君が競う。
秀ちゃんは無駄打ち無しで出て来た的を全て撃ち抜き、透君も秀ちゃん程のスピードはないものの、狙った的は外さなかった。
最終順位は1位が秀ちゃん、2位が透君、3位が僕、4位が公平君、最後が陽介君だった。秀ちゃんに関しては最高スコアを叩き出している。

「流石本職だな」
「当然だ」
「次も俺かよ」
「どんまい槍バカww」
「次は勝てるかもしれないよ!頑張れ!」
「おっしゃ頑張る」

1位の秀ちゃんが選んだのは、カーレースだった。これは丁度5席あったのでみんなで競う。
結果は1位陽介君、2位公平君、3位秀ちゃん、4位透君、ビリが僕だった。

「カーレースって結構難しいね。全然進まなかった」
「ゲーセンあんま来ねぇのか?」
「うん。数える程度しかないかな」
「マジか。じゃあ次からゲーセン行く時は明希も誘うな。ここ以外にも何ヶ所かあるんだぜ!」
「ありがとう。さて、陽介君。次は決まった?」
「おう!」

勢いよく返事をした陽介君が選んだのは、バスケのゲームだった。
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