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[黒子のバスケ] ロックオン

第6章 過去の選択


今から約2年前、火神はアメリカを離れと氷室は寂しい気持ちを紛らわす様にバスケに明け暮れる日々を送っていた。
その頃既に2人は互いに愛し合っていて、高校を卒業したら結婚しようと約束する程らぶらぶで、周囲も公認のカップルだった。



そんな時知り合ったのが虹村で、氷室と虹村は同年代でバスケ好きと言う事もあって、直ぐに意気投合すると良く3人で遊ぶようになっていた。



「へぇ、高校の学祭に?」

「ああ、父さんの主治医の母校で、バスケの名門らしくて招待状貰ったんだ、次の休み行ってみないか?」

「楽しそう、3人で行こうよ辰也、私お弁当作るから」

「それは嬉しいな、の手料理は絶品だからね。」

「はいはい、オメーらのらぶらぶっぷりでこっちは腹いっぱいだぜ。」

「虹村も食べてみれば分かるって、本当美味しいんだから」

「そーかよ、まぁなら次の休み朝八時に高校前な?」

「了解」

「楽しみにしてるね。」



そして当日の朝
氷室と虹村は朝練に出てから来ると言っていたので、は1人早起きをして作った三人分のお弁当をBoxに詰めるとバスケスタイルで家を出る。
普段からいつ何処でもバスケができるように、基本このスタイルで出歩くのが日課になっている。
は約束である高校前に到着すると、校門前にはデカデカと学祭の看板や沢山の人が出入りをしていて、否応無しにもワクワクしてしまう。
まだ約束よりも時間が早かった為、邪魔にならない場所に立ち辺りを見渡していると、突然目の前に見知らぬ男性達がたっており目を見開く。



「へぇ、なかなか可愛いじゃねーか」

「何だよナッシュ、お前年下迄相手出来んの?無理じゃね?お前が手出したら完璧壊しちゃうって」

「確かに、しかもこの子日本人?ぽいし」

「…ッ」



3人の高校生らしい男性達に取り囲まれ、逃げる事も出来ずにが怯えていると、男性の1人の頭にバスケットボールがぶつかり、は驚き目を瞑った。
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