• テキストサイズ

清廉の君に紅を【刀剣乱舞】

第4章 経始【進】


『やま...とのかみ...様?』
今にも消え入りそうな声に更に焦りを感じる大和守

安定「そう!そうだよ!僕!!
ねえ、死なないよね?僕に力移せるんだから、僕からのも受け取れないの?ねえ、やだよ!」

大和守のあまりの必死さに、一同は言葉を忘れてしまう。
そこに愛染も駆け寄り不安そうに初の手を握った

愛染「主さん、大丈夫か!?オレの、オレの力もやるからよ、頑張ってくれよ!」

『主と...呼んで、下さるのです...か』

愛染「い、今そんなこと言ってる場合じゃねーだろ!?と、とにかく一旦ここから離れよう」

顔を赤らめて怒りながら、後半を小声で大和守に耳打ちをすると、大和守は小さく頷いて初を所謂お姫様抱っこをした。

流石に周りも、何をしようとしているかなど分からない筈もなく、逃がすまいと臨戦態勢に入る
初を抱きかかえている今、先程と同じように無理やり押し進むことは難しいだろう。
もう少し先を考えるべきだったと反省しながら、どうすべきか考える。


蛍「すぐ行くから俺に任せて」

先程治したばかりの大きな剣を鞘から抜き取り、構える蛍丸に、一瞬驚きつつも わかった と頷きその場の刀剣男士の目付きが変わった。
/ 65ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp