第23章 我愛羅
「……最高の眺めだ」
結合した部分から、当たる音と水を含んだ卑猥な音色が耳に届いて、恥ずかしくて、顔を赤くしていた。
「あ、あ、!があら、好き…ん!」
ごつんごつん。かき乱した膣壁を当てる音が鳴るたびに、私は達しそうになった。甘くビリビリとうずいた。我愛羅の自身が奥で動いて脈打つ。
「……花奏……、オレは素直にお前を求める。狂うほどに今日はぶつけるからな。許してくれ」
その言葉を発したあと、我愛羅は夢中になって出し入れを繰り返した。
「…!!花奏……いくぞ、奥に出す」
子宮を強く当てる我愛羅。大きくなって膨らんだ硬いモノに血が集まる。硬くなって、こぼれ落ちそうになる。
「我愛羅…あ、ぁぁぁ、もう、ダメ!」
我慢できない…!
抽送を早めた我愛羅は笑みを浮かべて、わたしの指を絡めた。
「好きだ、花奏……受け止めてくれ」
「あ、ぁぁぁ…!!!」
脚を我愛羅の腰に絡めたときだった。
熱い粘液が奥に当たったと思えば、次々と最奥の子宮へと精液が送られる。
「ん、」
身体を反り返して、顎を上げた。
一気に押し寄せる感覚に素直に身を任せれば、昇天したあと、全身がガクガクと震えた。
「…花奏」
キスをくれた我愛羅は、
汗をぬぐった。
「大丈夫か?」
「…うん」
はぁ、はぁ、息を切らした私は身体で呼吸していた。それから笑ってた。
「…我愛羅…、激しくてびっくりしちゃった…」
「そうか。まだ出来るようだな」
えっ。と目をパチクリする私の体を重ねると愛撫を行うのだ。まだ、ぜんぜん余裕がある姿に、狼狽した。
「花奏を愛したい。嫌なら止めるが?」
我愛羅が胸を触りながら聞く。ビクンと体が跳ねた。
「ず、ずるいよ。そんな顔で…」
陶器みたいにきめ細やかな肌に、優しい瑠璃色の瞳が細まる。
「答えは終わってから聞くことにしようか」
また情事を始めちゃう我愛羅。私を求める姿に身震いしてしまう。子宮の中にはたくさんの我愛羅の愛液で満たされたあと、私はすっかり寝ていた。
半年後、私と我愛羅はウェディングドレスの下見に、結婚式場に向かっていた。
fin