第23章 我愛羅
「……ベッドに行こう」
軽々と腰と膝下に手を入れて、お姫様抱っこをした我愛羅は、寝室へ向かう。
「……花奏……」
ベッドに横になる私の上に身体を重ねて、キスをむさぼる。
紅色の髪が顔に当たる。抑揚した瞳が綺麗でビー玉みたい。
「……ん」
我愛羅の手が私の腰や背中に触れて、下着が外される。
「花奏、お前が泣かされていると思った。あの日無性に腹立たしかった。だれが泣かせたんだと、思っていたのだ…」
わたしの首から流れていく優しいキスが降るたびに、全身を震わせた。
「ん、ぁぁ」
優しい愛撫に翻弄される。胸を触るとビクンと体が跳ねる。突起を摘んで感じるように弄んだ。
「花奏……我慢していたのだ。嫌がられたら、傷つけてしまったらと、恐かった」
我愛羅の長い指が、簡単にイッてしまうほど気持ち良い。グチャグチゃ音が鳴る。粘液が割れ目を滴るほどに。
濡れてひくつく膣壁を指でまさぐると口角を上げる。荒い息を吐いて。
「花奏……お前を奪いたいと常に考えていた。いつか襲ってしまうと……素直になっていいとは素晴らしいモノだな」
我愛羅の瞳が細まる。凶暴な興奮した自身をさらけ出し、そっと秘口にあてがった。
「っん!」
ゴツゴツした興奮した硬いモノが、膣壁を擦りながら奥へ入る。
脈打つ肉は、はち切れそうで。最初はゆっくりすすむ。だけど奥に入ると、一気に最奥へ押し込んだ。
吐息を漏らした我愛羅は
私を見つめて抱きしめた。
「…!!花奏……キツイのに、気持ちいいとは……ヒクヒク動いてるな、なか。喜んでるみたいだな」
我愛羅は眉間に深いシワを作り、困ったように私の両腰を押さえて腰を動かし始める。