第1章 first summer
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「あったかい…」
まどろみの中ゴロンと上向きに寝がえりを打ったその瞬間、
「いっ…た~~~~!!!???」
「あ、起きた?」オハヨウ
呑気に手を挙げて挨拶するリドルと対照に、は後頭部に手をあてて激しくもだえていた。
勿論瞳からは滝のような涙が。
「ふぇ…痛ッ。何これ?てか医務室?」
「覚えてないの?」
「うん、ってかほんとイタイ…」
ぼたぼたと涙を流しているとパタパタと足音が近づいてきて、イキオイ良くカーテンが開いた。
「あ、マダム…」
「大丈夫ですか?Ms.。あぁ、すぐ起き上がってはいけませんよ。ちょっと待って、痛みどめを…」
黄色い液体が入ったコップを受け取る。
まずは一口。
「…っ!!」
「ハイ、お水はこっち」
ごくごくごく、と一気に水を飲みほした#はやはり涙を目にいっぱい溜めていた。
「みゃだみゅこれしゅごくにぎゃいでしゅ…」(←マダムこれ凄く苦いです)
苦い。苦すぎる。というかただの刺激物だ。
は必死で口の中がしびれるような異常感覚を訴える。
「まぁ薬ですし。即効性だからすぐ痛みがひきますよ。まったく…なんだってあんなところにいたんです?」
そっか。温室にいたんだった。
…あれ?
「みゃだみゅ、わらひはにゃんへいむひひゅにいゆんでひょうひゃ?」(←マダム、私は何で医務室にいるんでしょうか?)
「大きなたんこぶをつくって気絶していたところを運ばれてきたんですよ。先程行ってみたら天井に穴があいていました。あなたはおそらく天井からの落下物に当たったんでしょう」
リドルは思った。
この人よくの言ってること分かるな、と。
「はい。口直しの飴よ」
「あ、ありひゃひょうごはいまひゅ…」(←あ、ありがとうございます)
ころころと口の中で飴を転がす。
甘いリンゴ味が広がって、先程よりも随分楽になることができた。
「おぉ、頭の痛みもひきました…」
「直った訳ではなく、痛みを押さえているだけですからね。くれぐれも無理はしないように。寝ていた間の授業の先生には欠席の旨を伝えてあります。もうすぐ午前の授業時間は終わりますし、出席は午後からでいいでしょう。昼休みまで部屋でゆっくりするといいわ」