第1章 帰り道の幸せ
これから柳君と帰れると思うとにやけてしまう。
丸井「んじゃ、また後でな」
そう言うと丸井君は部室に向かっていった。
柳「それでは、帰るとするか」
仁王「ちょっとまちんしゃい」
今度は仁王君が話しかけてきた。
仁王君にはいつも恋愛の相談してもらってるんだよね。
私が柳君のことを好きだということに感ずかれてから、相談させてもらうようになった。
仁王「おまんさん、ついに発展したんか?」
柳君には聞こえない小声で私に話しかけてきた。
「ううん、柳君が一緒に帰ろって声かけてくれた!」
仁王君に合わせて小声で話す。
でも柳君がこっちを見てるから、早く柳君のとこに戻らなきゃ。
仁王「へ〜、せいぜい頑張りんしゃい。」
「うん、ありがとう!」