第7章 Virgo
「こっちに目線くれるかな~
良いね~及川君」
「どうも~♪」
マネージャーが2人の言い争いを
止めてくれてやっと撮影が再開された
ノリノリで写真撮影をする徹と
少し離れたところでむくれて椅子に座っている黄瀬君
「アイツのあの顔ムカつくな」
「俺もHiMaRiちゃんと撮りたい」
「お前ら静かにしろ!」
知り合いという事で特別に近くでの見学が許された
「オッケー終了です!
HiMaRiちゃん及川君お疲れ様っ」
「『お疲れさまでした』」
「陽葵っち~♡」
『待て!着替えてくる』
えぇ~と残念がる黄瀬君を置き去りに
急いでバスに乗り込み着替えを済ませた
「まだ時間あるから
友達と話してきたら?」
『良いの?』
「良いよ~せっかく地元に帰ってきたんだから
ランチにでもいっておいでよ」
マネージャーの土井さんから提案をもらい
ごねる黄瀬君を置いて徹たちとランチへと出掛けた
『なに食べる?』
「あっ俺、チーズinハンバーグ!」
「デザートはシュークリームで♪」
「ハンバーグだっらそこでいいんじゃねぇか?」
『シュークリームは後でコンビニに寄ろう』
「及川さんは陽葵ちゃんが食べたいな♡」
『行こうかみんな』
「及川のおごりだぞ~」
「ドリンクバーも付けるか」
「俺ピザ追加で」
『私はパフェ追加ね♪』