第6章 【黒バス】 青峰大輝
*青峰side*
いつものように、屋上で部活をサボってると
これまたいつものようにマネージャーのさつきが探しにくる。
はすが…
『青峰くん?いるー?』
今日は同じマネージャーの楓が来た。
「いるぞー。」
動揺は見せずにそう答える。
なんで、動揺するかって?
それは、俺はこいつと、“一応”付き合ってる。
『あ、いた!さつきの言う通りだ。』
「んだよ…。」
俺が身体を起こして、楓に触れようとすると…
『…っ。』
楓はおびえる。
『あ、青峰くん。今日は練習きてよね。』
いつからか忘れたが苗字呼び…。
「気が向いたらな。」
とりあえず適当な返事を返しておいた。
『私、先行ってるね。』
そう言って楓は足早に体育館に向かっていった。
中学の頃はこんなんじゃなかったのにな。楓…。