第4章 【黒子のバスケ】 黄瀬涼太
*黄瀬side*
楓っちの控え室に着いた。
「楓っち!?大丈夫っすか?」
『大丈夫よ。別に体調も悪くない。』
「えっ?」
俺がキョトンとしてると…
『涼太が緊張してコチコチになってるから少しでもほぐしてあげようと休憩にしたの!優しい先輩でしょ?』
「楓っち〜」
半泣きになりながら楓っちに抱きつこうとすると、それをするりとかわされてしまった…。
『撮影の時くらい、本当に私が彼女だと思って接してね。そしたら涼太も自然に出来るんじゃない?』
チク
そっか、俺は楓っちにとってただの後輩なのか…。
なにか、打ち込めるようになったらか…。
この撮影終わったら、もっとちゃんとバスケしよう。
『涼太?そろそろ戻ろっか。』
それから撮影は無事終了。
楓っちは事務所に寄るらしく、バラバラに帰った。