第1章 【黒子のバスケ】高尾和成
✤高尾side✤
「よし、今から10分間休憩だ!水分補給忘れるなよ。忘れたやつは轢くぞ。」
いつもなら真っ先に俺のところに来てくれる楓ちゃん。
でも、今日は…
『お疲れ様です。宮地先輩ドリンクです。』
「ありがとうな、楓!」
『いいんですよ。マネージャーですから!』
「楓はえらいな」
『えへへ…/////』
そう言って頭を撫でてる宮地さん。
撫でられて顔真っ赤にしてる楓ちゃん。
それを見て当然面白くない俺…。
それからの練習は、
「高尾、パスが荒いのだよ。」
「おい、高尾イージーシュートは決めろ。埋めるぞ。」
と、まぁこんな感じ。
自分ではメンタル強い方だと思ってたんだけどね。
なんか、もやもやする…
『高尾くん、今日も部室の前で待ってるね!』
「今日は先帰れよ…。俺残って自主練するからさ。」
こんな気持ちで楓ちゃんといれねぇーよ。