第3章 出会いと再会
黒子side
今日は高校の入学式です。
いつものように、自分の影の薄さを使って(使っているつもりなんてないんですが…)勧誘をスルーしていきます。
目的はもちろんバスケ部です。
そんなとき、この勧誘の声を打ち消すような声が響きました
『もうっ!!私はどこにも入る気ないんです!!!』
その声に聞き覚えがあって後ろを振り返ると、茶色の髪をゆらす
とてもキレイな人がいました
僕と目が合うと、その人はすぐに走り去ってしまいました
普段影の薄い僕と目が合うなんて、と少しびっくりしてしまいました。
あの時以来で………
だから、会ったことなんてないはずなのに
なぜか僕は彼ににどこか似ていたあの人を知っている、と思ってしまいました。
黒子end