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【R18】最高の結婚

第6章 やっぱり好き。


遥side

結局手も繋げず夜に。

「そろそろ帰らねぇとな。危ない。」

「そうですね。」

もう終わりか・・・楽しかったな・・・

「・・・遥・・・あと1箇所だけ寄っていいか?」

「・・・はい・・・?」

坂間さんに黙って付いて行く。
何処に行くんだろう。
どんどん人気が無くなってきた。

大丈夫かな?
危険じゃないのかな?

「あの・・・坂間さん・・・こんな所来て大丈夫なんですか?全く人気がありませんけど・・・」

「あぁ・・・少しの間だけだ。」

「・・・はい・・・」

しばらく歩くと周りは灯ひとつ無い場所に。
その代わりに木々が並んでいた。
月の光だけが頼りだ。

「あの・・・坂間さ・・・」

「ここだ。遥、おいで。」

「はい・・・」

坂間さんの横に並んでみると、目の前には沢山の光が。
その正体は街に溢れかえった店や家の灯り、行き来する車のライトだった。

「綺麗・・・」

「ここ・・・好きなんだ。たまに来て気分転換してる。」

「そうなんですね。けど・・・どうして僕を・・・」

「それ・・・は・・・その・・・////」


なんだろ・・・
あ、前向き直しちゃった。

また沈黙・・・
どうしよう・・・

僅かに手が当たる。

繋ぎたい・・・
キスしたい・・・
恋人になってこの人の隣にいたい・・・

好きだって伝えたい。

っ!?////

坂間さんが手を繋いできた。

顔の表情は暗くてよく見えない。
けど、手から熱が伝わってくる。

「・・・坂間さんっ・・・僕っ・・・坂間さんの事がっ////」

もうどうにでもなれ!!

「坂間さんの事がす・・・っ!?」

頬が一瞬熱くなる。
周りの音が聞こえなくなった。
同時に坂間さんの顔がハッキリと見えてきた。
驚いてる・・・?
何が起きたの?

「遥っっ!!」

「へっ・・・?」

坂間さんがそのまま抱きつき地面に倒れる。
何が・・・
よく分からなかった・・・

頬には痛みが走り始め、何かが垂れてきているのが分かった。
手に取って目を凝らす。










「・・・血?」
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