• テキストサイズ

あんなに一緒だったのに【ガンダム種D】R18

第9章 ポッキー【シンR15くらい?】


食い意地を張ってると、

思わぬ悲劇を巻き起こす。


★☆★ポッキ―★☆★


おやつの3時頃。
整備士のは早々に機体整備を終わらせ、自室で一人おやつタイムを満喫していた。
そこへ、幸せなひと時を妨害する人物が現れた。

「いる?」

「なーにー?」

部屋に入ってきたのは、が整備している機体インパルスのパイロットであるシン”。

「俺の機体のことなんだけど……って、何食べてるの?」

「ん?ポッキーだよ?ジブラルタル基地限定のやつ」

がシンに自慢するようにポッキ―の箱をかざすと、また一本ほおばる。

「限定!?俺にも一本ちょうだい!」

やはり誰しも、限定の二文字に弱いらしい。
シンはに手を差し出す。

「ダーメっ!だってあと一本しかないもん」

同じく、限定に弱いかつ食い意地の張っているは、プイっと顔を逸らすと、最後の一本を口にくわえてしまった。

「あぁぁっ!!」

「おいひー」

ポッキーをくわえたままはシンにあてつけるかのように味わう。

「ひどっ」

の心の狭さにシンはショックを受け、がくわえているポッキーをしばらく見つめる。
ポリポリとが美味しそうにポッキーを食べる姿を見つめるシン。

「……が悪いんだからなっ」

そういっての肩を掴むと、ポッキーの先をくわえ、はじから少しづつ食べ始めたのだ。

「んんっ!?」

思わぬ出来事には硬直してしまうが、シンにポッキーを奪われないようにもはじから食べ始めた。

(か……顔が近い)

シンの顔が目の前にあることに、は顔を紅潮させる。

(けど!)

限定ポッキ―が惜しいのか、口を離そうとしない。
そして、お互いに最後の一口手前で止まる。

(好い加減諦めてよ)

シンが一向に諦めようとしない中、が恥ずかしさに目を瞑る。

すると、パキンっと部屋にポッキーの折れる音が響く。

「……んっ」

シンとの唇が重なる。
いきなり過ぎて、状況を把握出来ない。

目の前にはシンの顔。
そして、鼻にかかるシンの吐息。
シンとキスしてるのは明らかだ。
/ 154ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp