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【ヒロアカ】コスミックロジカル【裏】

第41章 【番外編】不安2


そして、祝福されるかのように、優しく口付けられた。
「ん、んんっ…うっ、く…」
口を無理やり開かせ、抑えきれない声を聞きながら、口内もナカと同じように乱していく。
洋酒漬けのドライフルーツを口にふくみ、そして味わせるかのように、互いの舌の上で転がす。
「あ、はあ、あっあっ…!」
円を描くようにナカを乱し、襞一つ一つを抉っていく。
彼女はそれに呆気なくまた達した。
足先まで電流が流れるかのように痙攣し、火照った頬を自分のそれに重ねられる。
じわりと水気が溢れ、ベッドを少し濡らした。
「酔ってるのか?」
「わ、わかんなぃ……、でも、も、もっと……」
ゾクリと背筋が粟立つ。
彼女の表情、言葉に、何故ここまで揺らぐのか。

制御出来ない程の激しい自分勝手な動き。
かなり戸惑っただろう。

「あっ!ああっ!も、だ、だめ、だめっ!!
ひぁあっ!!!」
「…っ、…」
「んぅうっ!も、きもちぃいっ!
いぁ、あっぅん…っ!!」
脳内で霞がかかるかのようなぼんやりとした視界。
鼻につく強いアルコールのにおい。
鈍く反芻するかのように響くの声。
何もかもが夢のようにすら思える。
ただやたらリアルな、その肉体の感触だけが、現実だと思わせる。
曖昧な境界線にいてしまったせいか、自分の立場や、の身体のことや、そんな、いつも気にしていたことが気にならない。
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