第1章 焦がれるは…

あやは腕を回して胸を隠そうとする。その腕を捕まえて隠させないようにした。ラインの綺麗な胸元や鎖骨にキスをしていくと、あやの身体がビクビクと震えていた。

「前から持ってたっけか？ これ」
「あ、ん、かいものいったら見つけちゃって…きたら、その…」
「ん？」
「きたら…紅郎くんと……えっちできるかなって…でも、きるゆうきでなくて…きれないのもったいなくて…」

つまり、これは端から俺のために用意してたわけか。で、箪笥の肥やしになりそうだったのを今日たまたま着たと……

「先に謝る。優しくできねぇと思う」
「ふぇ、あ、ど、どうぞ…？」

あやにまた惚れてしまった。欲情してしまった。
もう離せるわけがないだろ。こんだけ求められて、嫌なんて言うわけねぇだろ。

「んっ、っふぁ、あっ」

唇を塞ぐようにキスをしながら、俺の掌にきっちり収まる胸を揉む。柔らかくて肌触りのいい胸を久しぶりに触った。

「はぁっ、あ…んっ」
「…あー」
「ひゃっ」

胸を舐めてみると石鹸のいい香りがする。舐めたり、吸ったり、キスしたり、胸の愛撫に夢中になっていた。

「ふぁ…はぁ…」

愛撫する度に震える身体、漏れる喘ぎ声、あやの反応に興奮していた。
そんな時、自分の下半身に知らぬうちに手が伸ばされていた。小さな手でズボンのボタンとジッパーを緩められていた。

「んっ、あや？」
「…くろくん…わたしもたべたい…だめ？」

顔を上げて見れば、欲情していつも以上に色っぽいあやが物欲しそうな瞳で俺を見上げていた。

「……ちょっと待ってな」

着ていた服を脱いで、布団の上に胡座をかいて座るとあやも起き上がった。起き上がった時の脱ぎ掛けのカーディガンとベビードール、さっきつけたばかりのキスマークが胸に散らばっていて、エロくてたまらない。俺のあれは既にたちあがっている。

「いいぞ」
「うん…あー…」
「うっ」

あやが俺の足元に寝そべって俺のあれをその小さな口から舌を出して舐めている。下から上にかけて丁寧にだ。それに手で竿を握って優しく擦っている。

「んっ、ん…あ…」
「くっ」

次に口の中に入れられてしまった。が、小さな口に全部入ることは出来ず、先っぽだけだ。暖かい口の中で舌で舐められたり、吸われたりして、結構気持ちいい。