第1章 兆し~山田涼介としての記憶~
豪華すぎる校門を抜けるとクラス表が貼ってあるのがみえた
「クッソ、どんだけ人いんだよ...」
オレの人見知り発動~♪←
しかたがない... 教室には貼ってあるはず!
廊下の角を曲がったときに、オレよりも小さい人が追突した
「ごめん! 大丈夫?」
あれ、震えてる?
?「...大丈夫です...」
そう言って上げた顔は...
一番会いたかった
知念だった
知念「あの~?」
固まるオレをみて慌てる知念
「あのさ、名前なんていうの? オレは山田涼太!」
知念「僕は...知念侑舞です...」
覚えてないのかな...
「知念くんは何組? オレは1-1!」
知念くん...ってなれねー!
知念「知念でいいですよ。僕も1-1です。」
「じゃあさ! 一緒に教室行こうよ!あと涼太でいいよ。」
知念「よろしくね!涼太」
ホントは涼介って呼んでほしいな...
教室に入ると誰かが飛びついてきた
「いってぇ(笑) あの、大丈夫です?」
なんだか遠くから走ってきたらしくハアハア言ってる(笑)
「あの?」
?「山田だよな!」
うん、オレ山田(笑)←
?「じゃなくて山ちゃんだよね!!!」
やっと息が整ったとこで顔をあげたその人は
「ゆーてぃー!!!」
あ...言っちゃった
裕翔「山ちゃん、覚えてるの!!!」
え、嘘嘘マジで! ゆーてぃーおぼえてるの!
「裕翔...?」
裕翔「ヤッター!!! 仲間がいたー!」
あ、どっか走ってった(笑) あれやっぱりゆーてぃーだ(笑)
知念「ねぇ、どういうこと?」
あ...知念おぼえてないのかな...
知念「だから...涼介なの...?」
まさか、知念...覚えてたりする?
「覚えてるの...?」
知念「うん、僕は知念侑李だよ。」