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残酷で美しき世界の中で

第30章 兵士


その人物は開かれた巨人の口の中に食われていくのをライナーとベルトルトは見ているだけだった

ライナー「(いいや、違うだろ!ここじゃねーだろ!)」

ライナーは巨人の手を間一髪避けると尻餅をついた
扉からは巨人が顔を覗かせていた

ライナー「(絶対に帰るんだ!)くっ!」

ベルトルト「ライナー!」

ベルトルトの声にライナーは後ろを向くと、ベルトルトは槍で思いっきり巨人を突いた
それを見たライナーは立ち上がり力を貸す

ベルトルト「ライナー無事か?」

ライナー「ああ!ベルトルト生き延びて帰るぞ!絶対に俺達の故郷にな!」

それを聞いたベルトルトは少しだけ目を潤ませる
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