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残酷で美しき世界の中で

第30章 兵士


ユミル「フンッ!私はこうやって腹の足しになりそうなもんを漁ってんのさ。多分これが最後の晩餐になるぜ?」

ユミルはそう言いながらゴソゴソと漁る
ライナーはドアを閉めるとユミルを見る

ライナー「コニーの村の件だがお前わざとはぐらかしたよな?出来ればその調子で続けて欲しい。アイツが家族の事で余計な心配をしねぇように」

ユミル「何の話だ?……お、こりゃあイケそうだ。ニシンは好みじゃないが…ん?」

ユミルは見つけたニシンの缶詰を少しだけ動きを止める
ライナーはユミルの後ろに立つ

ライナー「他にもあるか?見せてくれ」

ユミルはおらよとニシンの缶詰を渡す
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