第13章 偶像〜トロスト区戦防戦7〜
リコ「この作戦で決して少なくはない兵が死ぬことになるだろう。あんたの為にな。それは私達の同僚や先輩や後輩の兵士達で…当然兵士である以上死は覚悟の上だ。だがな…彼らは物言わぬ駒じゃない」
ドシンッドシンッと巨人が屋根の上にいる兵士達に向かってくる
「待て…」
一歩づつ近づいてくる巨人
「まだだ…もう少し…!」
巨人が手が伸ばし始めた
「離脱!」
その言葉でいっせいに屋根の上から離脱する
リコ「彼らには名前があり、家族がいる。その分だけの想いがある。アリヨシやドミニク、フィーネ、イザベル、ルードリヒ、マルティナ、ギドマウス、皆血の通った人間だ!」