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残酷で美しき世界の中で

第39章 狼煙


ニック司祭は殴られた跡があり、床に倒れていた

「現場を荒らす気か?調査兵」

憲兵が呆然とするハンジを後ろに下がらせる

「近付くな」

「これは我々の仕事だ」

憲兵は空いていたドアを閉めた

「これは最近頻発している強盗殺人事件だからな」

その言葉になっ!?と驚いた声を上げる

ハンジ「そんなわけないだろう!爪が剥がされていたぞ!」

突っかかっているハンジを憲兵が胸倉を掴む

「お前の所属は何処だ?」

掴まれた手をガシリと掴む手
それはモブリットだった

モブリット「第4分隊長ハンジ・ゾエと副隊長モブリット・バーナです」

「組織がちっぽけだと階級も虚しく響くもんだな。いいか?これは巨人が人を殺したんじゃない。人が人を殺したんだ。お前らの出る幕じゃない」
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