第7章 チェリー味
佐藤
「…?
あ、はい。どうぞ。」
誰かが訪れてきた。
私は、
着物から離れ障子戸を開けた。
「支度は出来たのかい!?」
佐藤
「(´⊙ω⊙`)?」
「支度が出来たか聞いてんだよ!!グズ!!」
開けた瞬間、
鮭の顔をした妖怪に怒鳴られた。
(支度って?💦)
佐藤
「え……あっ………」
鮭
「おや、なんだい!!
このペラッペラッな、はしたない着物は!!」
母さんが貸してくれた浴衣を見ながら、
あからさまな表情を浮かべる鮭妖怪。
(はしたない着物?💦
いぇいぇこれは着物じゃなくて…ゆか……)
鮭
「そこに着物があるだろ!!!
それにチャッチャッと着替えなァ!!!
まったくいやだねぇ、グズを見てると腹が立ってくるよ!!」
(私は貴女の生臭い体臭を嗅いでいると…
こみあげ…こみあげてくるよ……(;´д`))