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【戦国BASARA】*月夜の盃 2*【R18】

第1章 再会の意味




「政宗殿・・・」


どんな言葉を並べても、許される気はしない。

彼が私に対してかけてくれた恩に応えることができない。


「・・・分かっている」

「分かってねぇだろうが!」

「分かってる! ・・・お前の気持ちは、ちゃんと分かっている。伝わっている」


本当は素直になって、この胸に身を寄せてしまいたい。

でもそれはできないのだ。

だからせめて、嘘はつかないことにする。


「お前とのこと、今は、私には答えられない。でもっ・・・私は、こんなこと、他の男にはっ・・・お前以外の男には、許したことはないっ・・」


そう言うと、政宗殿はコロッと表情を変えた。

険しい顔をしているが、そこからすっかり怒りは消えていた。


「・・・へぇ?」


見るからに機嫌が良くなった彼に、私は次に何を言うべきか考えられなくなった。


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