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【戦国BASARA】*月夜の盃 2*【R18】

第1章 再会の意味




「・・・っ・・・政宗殿っ・・・それは・・・」

「・・・アンタの本心を、この心臓に聞くだけだ。」

「・・っ・・・」


ゴソゴソと、装束の中で動く彼の手に、一気に体温が上がる。

──思い出したくもない松永のことが一瞬脳裏をよぎったが、それはすぐに消えた。


あのときとは、似ても似つかぬ感覚だからだ。

彼の手がこの胸の膨らみに直に到達しただけで、体中が熱くなる。

こんなこと恥ずかしくて耐えられないはずなのに、それなのに、ここで止めてほしいとは思えなかった。


「あ・・・ま、政宗殿っ・・・だ、だめだっ・・・」

「そんな顔して、何言ってやがるっ・・・」

「あ、あっ・・・ハァッ・・・馬鹿者、し、心の臓は右にはないっ・・・」

「・・・フッ・・・野暮なこと言ってんじゃねぇよっ・・・」


──なんなんだ、この感覚は。

政宗殿に触れられると、なぜこんなに気持ち良く感じてしまうんだ。


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